魚屋さんで1瓶だけ売れずに残っていたそうでうちの娘に、と2匹のクリオネをお迎えすることになりました。
何年か前にも飼ったことのあるクリオネですがその時は冷蔵庫の中で1年ほど生きてくれました。
お世話は人工海水を作って足すくらいです。
今回も人工海水で大切に育てていきたいと思います!

大きいのと小さいのが2匹ピヨピヨ泳いでいます。
目次
クリオネってどんな生き物?
裸殻翼足類(らかくよくそくるい)
ハダカカメガイ科ハダカカメガイ属
クリオネという呼び名はギリシャ神話に登場する文芸の女神たちムーサイの一柱クレイオー(ラテン語形/Clio)に由来するそうです。
こう見えて巻貝の仲間です。裸殻翼足類共通の特徴で成長すると完全に貝殻を失います。
翼足を動かして遊泳する姿から【流氷の天使】【氷の妖精】と呼ばれることも。
体は透明で内臓のみ不透明です。頭部にはバッカルコーンと呼ばれる6本の触覚がありますが普段はほとんど見せることはなく、以前飼っていた1年間で私は一度しか見たことがありません。
何を食べるの?
幼年期初期には植物プランクトンをろ過捕食しているそうですが成長すると肉食になり翼足類のミジンウキマイマイ等をバッカルコーンで抱え込み養分をゆっくり吸収するようになります。
肉食に成長したクリオネは飢餓に強く、1年に1度ミジンウキマイマイを食べれば生きていけるそうですが自然の海でクリオネが餌に出会う確率はとても低そう…。
どこに生息しているの?
北極や南極などの寒流域に生息しています。なので冷蔵庫でしか飼えません。
日本では北海道沿岸の海で見られるそうでうちに来たクリオネは北海道産となっていました。
大きさは?
うちに来た大きい方のクリオネは2cm以上あり、大きなぁと思っていたんですがクリオネの平均的な大きさは1〜3cm程だそうです。

水換えをしてみた
うちに来る頃には海水が濁っていてかわいそうでした。
長生きして欲しかったのですぐに人工海水を注文しました。

海水魚や無脊椎動物に必要なミネラル、微量元素を配合した比重調整済みの人工海水なんです。
自然の海水に近い比重(約1,020)に調整されているのでそのまま使うことができます。残った分はチャックを閉めて保管することができます。
自分で水と人工海水の素を混ぜて海水を作ることもできますが比重などの調整をしなければいけません。これはその必要がなくとても便利です。
クリオネの水換えに使う場合は同じ水温になるよう冷蔵庫で冷やしてから使い、残った分は冷蔵庫で保管しましょう。
水を入れ換えてからクリオネたちが元気になった気がします。これからは水が減ったらこまめに足そうと思います。
エサも食べていないのに糞はするので瓶の底によく溜まっています。これらはスポイトで除去します。
最後に
- 水換え
- 糞の除去
飼育と言ってもこの2つしかすることはないですが長生きしてもらうために頑張ってお世話したいと思います。
1歳の娘にクリオネを見せたところ
今の娘にとって生き物は何でもワンワンです(笑)
2021年にもクリオネを迎えることができました!
